ゼネコン設計部は転勤が少ないって本当?

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ゼネコン設計部の転勤は少ない? 建築学生の就職活動
ゼネコン設計部の転勤は少ない?

「ゼネコンに興味あるけど転勤は嫌だ。。」

こう思っている学生はとても多いと思います。

インターネット上でのゼネコンに関する情報の大半が施工管理についてで、設計についてってあまりわからないんですよね。。。
(施工管理は現場が変わるごとに全国転勤ですので設計も同じかなって思い込みがちです)

そこで本記事ではゼネコン設計部の転勤事情についてお教えします!

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ゼネコン設計部は”総合職”

まず簡単に、前提としてのお話をします。そんなこと知ってるよって方は飛ばしてください(笑)

採用の型として、総合職と地域職があります。
総合職は勤務地を限定しない全国転勤型であることが多く、一方で地域職はある程度の決められたエリア内でのみ働くという採用形態です。

ゼネコン設計部は基本的に”総合職“で採用されます(例外もあります)ので、普通に考えると設計部は全国転勤ということになります。採用ページの募集要項にもしっかり明記されているはずです。

ですが、多様な職種を総合職と1つの言葉でまとめるには無理があり、設計部には設計部の勤務形態、傾向がありますので、企業ごとの傾向を紹介していきます!

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スーパーゼネコンの設計職

*上述したように、設計職の詳細な事情はインターネットや公式の説明会では得られませんので、私自身や友人、先輩の体験、OB訪問等に基づいています。

(スーパーゼネコン5社の詳しい比較はこちらを参考にしてください^^)

大成建設

転勤はあります

しかし、若手の間は基本的に全員東京本社勤務で、ある程度経験を重ねて40~50歳になった頃に一旦地方に飛ばされることがあります。地方とはいっても福岡や札幌といった都市であり、その地方の支社を少人数で管理していく立場になります。

ある意味、出世のタイミングで一旦地方で全体的な管理を経験するというイメージなのでしょう。

また、設計職ではありませんが、研究開発職の勤務地は神奈川県の技術研究所で転勤は基本的にありません。

鹿島建設

転勤はあります

入社してから15年間は、5年スパンで3つの別の勤務地で勤めることになります。もちろん日本全国が対象で、ここでは希望すれば海外に行くこともできます。

東京や大阪、名古屋以外にも、地方都市にも設定部隊が整っており、転勤の対象地は比較的広めです。

また、一応希望を出すことができ、東京や大阪など社員が多い本社支社へは希望が通りやすいです。

清水建設

転勤はあります

若手は基本的に東京本社勤務(入社後3年はほぼ確実に東京本社勤務)ですが、明確な転勤スパンはありません。

設計部の6~7割が東京本社に在籍しているため、地方に飛ばされてもいずれは戻ってこられると考えることができます。

大林組

転勤はあります

1年目は研修期間として東京又は大阪で働き、2,3年目と4,5年目はどちらか一方で東京勤務、もう一方で大阪勤務となります。その後6年目以降も基本的に2年スパンで転勤の可能性があります。鹿島建設の5年スパンに比べると非常に短いです。

転勤は特に東京大阪間での東西の移動が多いのも特徴です。

竹中工務店

転勤はあります

1年目は集合研修として全員が神戸の寮に入寮して大阪本社で勤めます。

2年目になるタイミングで東京か大阪に本配属され、ここで東京に配属された人は[東京・札幌・仙台]への転勤が将来的に有り得り、大阪に配属された人は[大阪・福岡・広島]へ転勤の可能性が将来的に有り得ます。一部、名古屋に配属される人もいます。

明確な転勤スパンはありません。

大林組と違って東西で完全に分かれてしまうのが特徴的です。

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その他の設計職

スーパーゼネコンは結局全て転勤があるという結果になってしまいましたが、少し視野を広げて他の企業も見てみましょう。

日揮株式会社

プラントエンジニアリング業界の言わずと知れたトップ企業で、日揮グローバル株式会社が海外事業を行うのに対して日揮株式会社は国内事業を行います。

こちらにも建築の設計部門があり、なんと転勤はありません

横浜の本社で全員勤務します。

以前は海外と国内で1つの”日揮”であったので海外勤務もあり得ましたが、現在は分社化されているため日揮株式会社であれば海外勤務どころか国内転勤もありません。

プラントエンジニアリング業界についてはこちらもご覧ください^^

JR東日本建築設計

大手組織設計事務所で、JR東日本の子会社です。

転勤はほとんどなく、あったとしても新宿本社、高崎、仙台のみです。

駅を中心とした面的な街づくりに携わることができ、高輪ゲートウェイ駅も手掛けています。

高輪ゲートウェイ駅
高輪ゲートウェイ駅(隈研吾、JR東日本建築設計)

この他にも、三菱地所設計(丸の内)など、大手組織設計事務所は転勤が非常に少ない会社が多いです。

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最後に

ここまでに述べた情報は、あくまでも傾向であり、例えば特別な事情で転勤しなくてもよい場合や、逆に例外的に転勤させられることもあり得ます。希望が通ってずっと本社で働くことができることももちろんあり得ます。

全国転勤の総合職として採用される以上、念のための全国転勤の覚悟はしなければなりません。

ですが、特別なことが無ければ上述したとおりです。

「ゼネコン=全国転勤」のイメージが払拭され、少しでも前向きな気持ちで就職活動ができるように願っています!^^

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ゼネコンの志望理由についてはこちらも参考にしてみてください!↓↓

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