こんにちは!
建築学科の学生に隠れて人気のある業界、プラントエンジニアリング業界。
ゼネコンや組織設計事務所と併願してプラントエンジニアリング業界をうける学生も多く、私もそうでした。
今回は、実際にプラントエンジニアリングの建築職から内定をもらった私の志望動機を紹介していきます。
業界研究、ES・面接対策にご活用ください!
そもそもプラントエンジニアリングとは?
「プラントエンジニアリング業界ってなに?」
「建築の人は何をするの?」
と思った方はこちらをご覧ください!↓↓
私の志望理由

建築だけでない様々な専門の人と協働したい
これはプラントエンジニアリング最大の特徴、かつ、ゼネコンとの最大の違い、ではないでしょうか。
プラントエンジニアリングはあくまでも化学、電気、機械系の人材がメインであるため(建築がメインのプラントももちろんありますが)、そういった建築でない方々と一緒にモノづくりをしていくことになります。
幅広い専門の人と協働することで建築以外の知識も身についていきますし、逆に他の専門の人に建築のことをアウトプットすることで自信の建築の考え方について見なおすこともできます。
単なる建築人ではなく、総合的な理系人材として成長できる点が非常に魅力的でした。
人々の生活の当たり前を支えたい
”プラント”というものの特性を捉えた志望理由です。
ゼネコンや設計事務所が住宅やホテル、商業施設、オフィス等、華やかなイメージの建築を多く手がけるのに対し、プラントエンジニアリングでは工場や橋梁、ごみ処理場、ガスや電気等のエネルギー関連施設、といったインフラ設備を多く手がけています。
商業施設やオフィスも人々の生活には欠かせませんが、その根底にある部分から社会貢献する、つまり人々の生活の当たり前を支えることで縁の下の力持ちとして社会貢献することができるというという点は大変魅力的です。
国を巻き込む大規模プロジェクトに関わりたい
プラントエンジニアリングの事業は、BtoCでもBtoBでもなく、BtoGと言ったりします。”G”はGovernment(政府)の頭文字ですから、世界中の国レベルでの事業に携わることができます。
新しいインフラやプラントの整備を発展途上国から請け負うというのは非常に多いのです。
ゼネコンや設計事務所が多く手がけるオフィスビルやホテル、タワーなどは海外であっても民間による事業のことが多い(何なら日系企業による事業も多い)のに対して、
プラントエンジニアリング企業が手掛けるプラント事業は、インフラ整備であることもあり、国による事業となることが多いのです。
海外のインフラを整備するにあたって、国と協働して合弁会社を設立して事業に取り組むこともあります。
このように、海外の国と一緒に事業を行うというダイナミズムはゼネコンや設計事務所にはない大きな特徴でしょう。
海外事業に技術者として関わりたい
これもゼネコンや設計事務所と差別化できる志望理由ですが、海外勤務という点では商社とも差別化できる志望理由です。
プラントエンジ業界でのメインの事業は、エネルギープラントやガス貯蔵プラント、橋梁などです。しかしこれらは国内には既にある程度整っているため、新設では海外がメインになります。(国内は保守・管理がメインです)
売り上げの海外比率も、スーパーゼネコンが20%代程なのに対して、プラントエンジ企業は80%程にもなります。
また、海外で様々な事業を展開していくことから、”総合商社の理系版“なんて言われたりもします。
海外勤務者の数は多く、例えば日揮グローバル株式会社では、全社員の三分の一が出張や駐在等で海外にいる、と言われております。
志望理由を考えるコツ
ここまで、私がプラントエンジニアリング業界を志望した理由を述べてきました。このままESや面接でも使えそうですが、よりよいものとするための工夫を紹介していきます。
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私の志望理由は上述したとおりですが、志望理由は人によって様々です。もっと多くの志望理由を見ることで、自分の中の今まで気づいていなかった志望理由を見つけることができます。できる限り多くのESを参考にすることをオススメします!
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ゼネコンや組織設計事務所との差別化を明確にしておく
併願することが多い以上、採用担当側も非常に気にしてくる点です。
「ゼネコンや設計事務所にはないがプラントエンジニアリングにはあるもの」をしっかりと整理していきましょう。
先ほど述べたような、
・様々な専門の人との協働
・国を巻き込む大規模事業
・人々の生活の根底に関わる
などなど、この差別化は直接志望理由にもつながります。
携わりたいプラントの種類を考えておく
自分がプラントをしっかり理解していることを示すためにも、携わりたいプラントを明確にしておきましょう。
「建築建屋がしっかりとあるごみ焼却プラント」
「複雑に大量の配管が入り乱れており緻密な調整が求められるエネルギー関連プラント」
などなど、なんでもよいのです。
建築出身だからこのプラントでないといけない、ということもありません。
どんなプラントを設計したいかという問いにスムーズに答えられると、入社してからのキャリアイメージがはっきりしている、と思ってもらえますし、何よりも本当にやりたいことを話しているので生き生きとした印象を持たれます。
NGな志望理由
プラントエンジニアリング業界への志望理由を考える際の代表的なNG例を紹介します。
× 大規模な建築の設計をしたい
大規模な建築の設計はゼネコンや設計事務所でもできます。
単なる規模では差別化することができません。
「国が関わる規模」、「大規模なインフラ」といったとこまで具体的にすると、プラントエンジニアリングへの志望理由としてよりよくなります。
× 海外で働きたい
海外で働くだけなら、商社や外資企業に勤めるのが自然な流れです。
確かにプラントエンジニアリングは海外勤務が多いですが、ただ「海外で働きたい」ではなく、
理系の技術者として海外で働きたい旨を伝えるようにしましょう。
まとめ
私は最後の最後までゼネコン設計部とプラントエンジニアリングで悩みました。それほど建築学科の私にとってもプラントエンジニアリング業界は魅力的な業界で、将来の転職先としても現在は可能性を残しています。
みなさんも自分を見つめなおしてプラントエンジニアリング業界への志望理由を考えてみてください!
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